基礎体温のよくある質問
今回はみなさんがつけている基礎体温で、質問の多いものをいくつかあげてみました。
基礎体温で排卵はわかりますか?
みなさんは体温が一番下がった時が排卵日だと思っていませんか?
しかし、必ずしもそうではありません。
実際は、体温が下がり上昇期の1~3日間の間に75%の人が排卵すると言われています。
尿検査や超音波検査で、ほぼ90%排卵日は確定できます。
低温相と高温相の温度差があまりないですが、大丈夫ですか?
ほぼ2週間の高温相と、ほぼ2週間の低温相がある場合は理想的排卵周期と考えられます。
低温相と高温相の温度差が0.3℃以上あればOKです。
体温は上がっていて黄体期に入っているのに、排卵していない未破裂卵胞症候群というものがあります。
未破裂卵胞症候群のチェックは超音波で排卵チェックを行います。
卵巣にあった成熟卵がなくなっていればOK。
残っていて黄体ホルモンのレベルが上がっていれば、未破裂卵胞症候群です。
また排卵しているにもかかわらず黄体が十分な量のプロゲステロンを産生していない状態のことを黄体機能不全といいます。
このような時は成熟された卵を得るために排卵誘発剤を使ったり、黄体期にプロゲステロンや黄体刺激ホルモンを補充することが有効です。
検査は排卵の1週間後に採血をし、血中のホルモンを調べます。
毎日起きる時間が一定でないが、同じ時間に測定しないといけませんか?
毎日一定であれば、それにこしたことはありませんが、出来る方とそうでない方がいらっしゃいます。
何時に起きたとしても、目が覚めて体を動かす前に測った体温を記入していただいて構いません。